機械保全技能士3級の受検料はいくら?減免・学生割引・在職者割引の条件【2026年度】
著者・監修: 依田尚人(YDAIコンサルティング株式会社 代表)
機械保全技能士3級の受検料は、学科試験4,600円+実技試験15,400円が基本ですが、実技試験は減免制度と割引の組み合わせで6,200円まで下がります。カギになる条件は「2026年4月1日時点で23歳未満」の減免制度と、学生割引・在職者割引の該当有無です。
割引の区分は2026年度実施公示(2026年3月2日付・日本プラントメンテナンス協会)に定められた確定情報です。本記事では同公示を一次ソースに、自分がどの料金区分に当てはまるかを判定できる形で整理します(確認日2026-09-05)。
3級の受検料【一覧表】
まず結論の一覧です。割引が設定されているのは3級の実技試験だけで、学科試験は誰でも一律4,600円です(出典: 2026年度実施公示3.・確認日2026-09-05)。
| 区分 | 適用条件 | 受検手数料 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 全員一律 | 4,600円 |
| 実技試験・一般 | 下記のいずれにも該当しない | 15,400円 |
| 実技試験・減免制度 | 23歳未満(下記参照) | 11,600円 |
| 実技試験・減免+学生割引 | 23歳未満かつ在学者等 | 6,200円 |
| 実技試験・減免+在職者割引 | 23歳未満かつ雇用保険の被保険者 | 7,700円 |
| 実技試験・学生割引のみ | 23歳以上の在学者等 | 10,000円 |
公示の手数料表にあるのはこの5パターンです。「在職者割引のみ」という区分は表に存在しないため、23歳以上の社会人は一般料金の15,400円になります。

そもそも3級はどんな試験か — 受検料の対象を確認する
受検料の判断の前に、3級で何を受けるのかを押さえておきます。3級の学科試験は真偽法30問・60分です。実技試験は作業区分で形式が異なり、機械系保全作業が判断等試験・70分、電気系保全作業が製作等作業試験・110分です(2026年度実施公示2.・確認日2026-09-05)。
3級の作業区分は機械系・電気系の2つで、1級・2級にある設備診断作業は設定されていません。なお、電気系保全作業の実技試験問題は事前に公式サイトに掲載されると公示に明記されています(実施公示2.(2)注記・確認日2026-09-05)。
2026年度にこれから3級を受けられるのは第2回です。受検申請の受付は2026年8月24日10:00〜9月25日18:00、試験日は学科・実技とも2027年1月10日(電気系保全作業の実技のみ2026年11月28日〜2027年2月21日の指定日方式)です(実施公示4.・5.・確認日2026-09-05)。
減免制度の条件 — 「3級実技」×「23歳未満」の両方が必要
減免制度が適用されるのは、次のすべてに該当する人です(実施公示3.(2)・確認日2026-09-05)。
- 3級の実技試験を受検する人
- 2026年4月1日時点で23歳未満の人
年齢の基準日は申請日でも試験日でもなく、2026年4月1日時点です。たとえば2026年4月2日に23歳になった人は、試験日に23歳でも基準日時点では22歳なので減免の対象です。逆に2026年3月に23歳になっている人は対象外です。
減免制度は単独なら11,600円で、学生割引か在職者割引のどちらかと重なると、それぞれ6,200円・7,700円まで下がります。

学生割引の対象 — 高校・高専・大学から職業訓練まで
学生割引の対象は、実施公示に列挙された次のいずれかに該当する人です(実施公示3.(2)・確認日2026-09-05)。
| 対象 | 根拠として公示が挙げる規定 |
|---|---|
| 公共職業能力開発施設で職業訓練を受ける人 | 職業能力開発促進法15条の6第3項(短期課程の普通職業訓練等を除く) |
| 認定職業訓練を受ける人 | 同法24条3項(在職中の人・短期課程等を除く) |
| 職業能力開発総合大学校の在学者 | 同法27条1項 |
| 高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校・大学・高等専門学校の在学者 | 学校教育法1条 |
| 専修学校の在学者 | 学校教育法124条 |
| 各種学校の在学者 | 学校教育法134条1項 |
工業高校・高専・大学の在学者はここに含まれます。一方、職業訓練系は「短期課程の普通職業訓練または専門短期課程もしくは応用短期課程の高度職業訓練を受けている者を除く」という除外があるため、訓練校経由で受検する人は自分の課程が対象かを受検案内で確認してください。

在職者割引の対象 — 雇用保険の被保険者
在職者割引の対象は、雇用保険法4条1項に規定する被保険者です(実施公示3.(2)・確認日2026-09-05)。週の所定労働時間などの加入条件を満たして雇用保険に入っている会社員・契約社員などが該当します。
自分が被保険者かどうかは、給与明細の雇用保険料の控除欄や、勤務先の労務担当への確認で分かります。在職者割引は減免制度(23歳未満)とセットのときに7,700円になる区分で、上述のとおり単独の割引区分はありません。
なお、認定職業訓練の学生割引には「在職中の者を除く」という除外がありますが、除外されるのは学生割引側だけです。在職中で雇用保険の被保険者に当たる人は、23歳未満であれば減免+在職者割引(7,700円)の側で申請できる建て付けになっています。
手数料表の区分は前掲の5パターンのみで、割引を三重に重ねる区分はありません。在学と在職の両方に該当しうる場合にどの区分で申請するかは、申請前に受検案内・受検サポートセンターで確認してください。

ケース別の判定例
条件の組み合わせを、よくある4つのケースで確認します(いずれも3級実技・2026年度実施公示の区分に当てはめた例)。
| ケース | 減免(23歳未満) | 学割/在職者 | 実技の手数料 |
|---|---|---|---|
| 工業高校3年生(17歳) | 該当 | 学生割引 | 6,200円 |
| 入社2年目の保全担当(20歳・雇用保険加入) | 該当 | 在職者割引 | 7,700円 |
| 短期課程の職業訓練を受講中(20歳・雇用保険なし) | 該当 | なし(短期課程は学生割引の除外) | 11,600円 |
| 大学の在学者(24歳) | 非該当 | 学生割引 | 10,000円 |
| 入社5年目の保全担当(26歳) | 非該当 | なし(在職者単独の区分なし) | 15,400円 |
3行目のように、学生割引の除外条件(短期課程など)に当たって割引が使えない場合でも、減免制度は「3級実技の受検」と「基準日時点の年齢」だけが条件なので、23歳未満であれば減免単独の11,600円は適用対象になります。
学科の4,600円はどのケースでも同額なので、総額は「4,600円+上表の実技手数料」で計算できます。実技が6,200円になる工業高校生のケースで総額10,800円、割引が適用されないケースで総額20,000円です。

申請時の注意 — 割引の確認方法は受検案内で
割引区分は受検申請の際に適用を受けるものなので、申請前に自分の該当区分を確定させておく必要があります。在学・在職の具体的な確認方法(何をどう提出・入力するか)は公示には書かれていないため、申請時に公式サイトの受検案内で確認してください(実施公示5.(4)・確認日2026-09-05)。
2026年度に3級を受けられる残りの機会は第2回(申請受付2026年8月24日〜9月25日18:00、学科・実技は2027年1月10日、電気系実技は指定日方式)です。申請手続の全体は2026年度の日程・申請 完全ガイドにまとめています。
よくある質問
2級や1級にも割引はありますか?
ありません。2026年度実施公示の手数料表で割引が設定されているのは3級の実技試験のみで、特級・1級・2級の実技は一律15,400円です(実施公示3.・確認日2026-09-05)。
学科試験にも減免はありますか?
ありません。学科試験は等級を問わず一律4,600円です(実施公示3.(1)・確認日2026-09-05)。
年度の途中で23歳になる場合、減免は使えますか?
減免の年齢判定は2026年4月1日時点です。基準日時点で23歳未満であれば、その後の誕生日で23歳になっても2026年度の減免対象です(実施公示3.(2)・確認日2026-09-05)。
社会人でも安くなりますか?
2026年4月1日時点で23歳未満の雇用保険被保険者であれば、減免+在職者割引で実技7,700円になります。23歳以上の社会人は一般料金です(実施公示3.・確認日2026-09-05)。
2026年度の3級の試験日はいつですか?
これから受けられる第2回は、学科・実技とも2027年1月10日です(電気系保全作業の実技のみ2026年11月28日〜2027年2月21日の指定日方式)。受検申請の受付は2026年8月24日10:00〜9月25日18:00です(2026年度実施公示4.・5.・確認日2026-09-05)。
まとめ — 判定は「23歳未満か」→「学生か在職か」の順
機械保全技能士3級の受検料は学科4,600円+実技15,400円が基本で、実技は減免制度(2026年4月1日時点で23歳未満)に学生割引または在職者割引が重なると6,200円・7,700円まで下がります。判定は「基準日時点の年齢」→「在学・在職の該当」の順に確認するだけです。
自分の区分が決まったら、申請受付(2026年9月25日18:00締切)に間に合うよう受検案内の確認に進んでください。3級からのステップアップを見据える人は、等級の全体像も併せてどうぞ。
なお、本記事の金額・条件は2026年度実施公示の区分です。年度が替わると見直される可能性があるため、来年度以降に受検する人はその年度の実施公示を必ず確認してください。
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出典
- 2026年度 機械保全技能検定の試験概要について(実施公示)|日本プラントメンテナンス協会(kikaihozenshi.jp)
- 機械保全技能検定 公式サイト(kikaihozenshi.jp)
著者・監修
依田尚人YDAIコンサルティング株式会社 代表
依田尚人は YDAIコンサルティング株式会社 代表。設備保全・フィールドサービスの資格制度・公的統計・働き方について、試験実施機関・所管省庁等の公開情報を一次ソースまで確認する工程を標準として、本サイトの記事を設計・監修しています。
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